歯科衛生士講座 口腔外科の治療と診療補助

書誌情報

【編集委員】池邉哲郎、片岡あい子、里見貴史、長尾 徹、百田義弘

ISBN 978-4-8160-1416-1

販売価格 4,000円(税込4,400円)

■B5判 ■オールカラー ■312頁 ■2023年1月

・令和4年版歯科衛生士国家試験出題基準に対応し、口腔外科・歯科麻酔の最新の基礎知識を網羅。口腔外科における歯科衛生士の役割などを詳細に学ぶことができる。また、一般的によくみられる疾患などの写真が豊富に掲載されており、視覚的に分かりやすい内容となっている。

・歯科治療における歯科麻酔と患者管理に関する内容も、これ一冊でカバー。救急蘇生法なども掲載。

・口腔外科手術における診療補助を表形式で丁寧に解説。手術の際、歯科衛生士が準備すべき使用機材や手術中に注意しなければならない点などが、診療手順に沿ってまとめられており、実習や臨床現場で役立つ教材になっている。

・実際の口腔外科手術などを撮影した貴重な動画(QRコード)付き。抜歯や嚢胞の摘出など、実習でも間近で見ることができない口内の様子を確認することができ、教科書や講義だけでは得られない新しい発見や知識を身につけることができる。

目次

第1章 口腔外科の概要
 1.口腔外科について
 2.口腔に関連する機能障害と主な疾患
 3.口腔病変と全身疾患の関係
 4.基礎疾患と歯科治療-歯科診療で問題となる基礎疾患と対応

第2章 顎・口腔領域の先天異常と発育異常
 1.顎・口腔の先天異常
 2.歯・口腔粘膜の発育異常
 3.顎変形症

第3章 顎・口腔領域の損傷
 1.損傷とは
 2.軟組織損傷
 3.歯の外傷
 4.歯槽骨骨折
 5.顎骨骨折

第4章 口腔粘膜の病変
 1.水疱形成を主徴とする疾患
 2.紅斑およびびらんを主徴とする疾患
 3.びらんと潰瘍を伴う疾患
 4.白斑を主徴とする疾患
 5.色素沈着を伴う疾患
 6.粘膜の萎縮を主徴とする疾患
 7.口腔の乾燥を主徴とする疾患
 8.そのほかの異常および疾患

第5章 顎・口腔領域の化膿性炎症疾患
 1.歯槽部の炎症
 2.顎骨の炎症
 3.顎骨周囲組織の炎症

第6章 嚢胞性疾患
 1.嚢胞とは
 2.顎骨に発生する歯原性嚢胞
 3.顎骨に発生する非歯原性嚢胞
 4.軟組織に発生する歯原性嚢胞
 5.軟組織に発生する非歯原性嚢胞
 6.顎骨に発生する嚢胞類似疾患

第7章 顎・口腔領域の腫瘍および腫瘍類似疾患
 1.腫瘍とは
 2.腫瘍の分類
 3.良性腫瘍と悪性腫瘍
 4.腫瘍類似疾患
 5.腫瘍切除の術式と診療補助

第8章 唾液腺疾患
 1.唾液腺炎
 2.唾石症
 3.唾液分泌異常
 4.唾液腺腫瘍

第9章 顎関節疾患
 1.顎関節・咀嚼筋の構造と機能
 2.顎関節の疾患

第10章 口腔領域の神経疾患
 1.口腔顔面痛
 2.神経痛
 3.神経麻痺
 4.神経痙攣

第11章 血液の疾患と治療
 1.赤血球による疾患
 2.白血球による疾患
 3.出血性素因

第12章 口腔外科診療の実際
 1.診療の流れ
 2.歯科臨床における院内感染予防

第13章 口腔外科手術と診療補助
 1.口腔外科小手術
 2.軟組織腫瘍切除術
 3.歯槽骨整形術
 4.舌小帯切離・伸展術
 5.口腔インプラント手術

第14章 歯科治療における歯科麻酔と患者管理
 1.歯科麻酔学とは
 2.全身状態の評価と患者管理

第15章 局所麻酔
 1.局所麻酔法
 2.局所麻酔薬
 3.局所麻酔の補助
 4.局所麻酔に起因する局所偶発症

第16章 精神鎮静法
 1.吸入鎮静法
 2.静脈内鎮静法
 3.障害者(児)への鎮静法

第17章 全身麻酔
 1.全身麻酔に用いる薬剤
 2.輸液と輸血
 3.気管挿管
 4.障害者(児)への全身麻酔

第18章 歯科治療時の全身偶発症
 1.血管迷走神経反射(vasovagal reflex:VVR)
 2.過換気症候群(hyperventilation syndrome:HVS)
 3.ショック
 4.誤飲と誤嚥

第19章 救急蘇生法
 1.成人の一次救命処置
 2.気道閉塞への対応

第20章 周術期における歯科衛生士の役割
 1.周術期の口腔衛生管理

付録
 口腔外科手術における一般的な器具


 

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