根面う蝕の診療ガイドライン -非切削でのマネジメント-

書誌情報

【編】特定非営利活動法人 日本歯科保存学会

ISBN 978-4-8160-1413-0

販売価格 3,800円(税込4,180円)

■A4判 ■オールカラー ■72頁 ■2022年11月

『う蝕治療ガイドライン 第3版』(電子版)に掲載されていたCQ1をまとめ直し、さらに、超高齢社会で喫緊の臨床課題となっている「根面う蝕に対する非切削でのマネジメント」を対象として、下記のCQ2a、CQ2b、CQ3を追加した。診療ガイドライン作成の国際的スタンダードであるGRADEに準拠。

本診療ガイドラインに掲載されているCQは以下のとおり。

【CQ1】
永久歯の活動性根面う蝕の回復に、フッ化物配合歯磨剤とフッ化物配合洗口剤を併用すべきか

【CQ2a】
う蝕ハイリスク患者の活動性根面う蝕の回復に、5,000ppm Fフッ化物配合歯磨剤を使用すべきか
-セルフケアできる患者の場合-

【CQ2b】
う蝕ハイリスク患者の活動性根面う蝕の回復に、5,000ppm Fフッ化物配合歯磨剤を使用すべきか
-セルフケアできない患者の場合-

【CQ3】
活動性根面う蝕の進行抑制に、38%フッ化ジアンミン銀を使用すべきか

目次

第1部 本診療ガイドライン作成について
 1.目的
 2.対象
 3.ガイドラインの利用者
 4.基本姿勢
 5.ガイドラインの構成と優先課題の選定
 6.ガイドラインの作成法
 7.ガイドラインの作成資金
 8.ガイドライン作成の組織編成
 9.外部評価
 10.消費者と利害関係者の関与II
 11.普及の方策
 12.評価と使用
 13.改訂の予定
 14.利益相反
 15.改訂の履歴
 16.引用文献

第2部 根面う蝕の特徴、CQ設定からエビデンス検索まで
I 根面う蝕の疫学的および臨床的特徴と診療ガイドラインの必要性
 1.多発する根面う蝕
 2.病因と病態
 3.活動性・非活動性
 4.う蝕の進行、停止、回復
 5.根面う蝕への対処
 6.修復の困難さ
 7.フッ化物等を応用した根面う蝕の非切削でのマネジメント
 8.引用文献
II CQの設定からエビデンス検索まで
 1.臨床上の疑問の生成
 2.アウトカムの設定
 3.採用するエビデンスの決定ならびにエビデンスの検索

第3部 根面う蝕の診療ガイドライン
CQ1  永久歯の活動性根面う蝕の回復に、フッ化物配合歯磨剤とフッ化物配合洗口剤を併用すべきか
CQ2a う蝕ハイリスク患者の活動性根面う蝕の回復に、5,000ppm Fフッ化物配合歯磨剤を使用すべきか 
    -セルフケアできる患者の場合-
CQ2b う蝕ハイリスク患者の活動性根面う蝕の回復に、5,000ppm Fフッ化物配合歯磨剤を使用すべきか
    -セルフケアできない患者の場合-
CQ3  活動性根面う蝕の進行抑制に、38%フッ化ジアンミン銀を使用すべきか

資料
資料1 文献検索と抽出
資料2 PRISMAフロー図
資料3 採用・除外論文
資料4 フッ化物の有効性と安全性について、世界を代表する機関が作成した
     「Position Paper」に関する調査報告
資料5 SDFの「害」に関する調査報告
資料6 頭頸部放射線治療に伴う放射線性う蝕
資料7 日本で販売されているフッ化物製剤のリスト
資料8 5,000ppm F歯磨剤の各国での取り扱い
資料9 う蝕治療ガイドライン作成小委員会における「RoB」の判断基準
資料10 最適情報量(optimal information size:OIS)の判定法

 

 

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