第6版 臨床歯科麻酔学

書誌情報

【編集委員】丹羽均 入舩正浩 小長谷光 澁谷徹

ISBN 978-4-8160-1387-4

販売価格 7,500円(税込8,250円)

■B5判 ■272頁 ■2色刷り ■2021年2月
・歯科麻酔学の卒前教育に必要な範囲を中心にわかりやすく解説しています。
・歯科医師国家試験,共用試験歯学系CBTのキーワードとともに重要項目の確認ができます。
・歯科医師国家試験に関連する項目・単語をワンポイントとして掲載。キーワードとともに重要項目の確認ができます。
・第6版改訂にあたり,全体的に情報のアップデートを行っています。
目次
第1章 歯科麻酔学概論
1 麻酔の概念
2 歯科麻酔学とは
 1 特徴
 2 歯科医療における歯科麻酔学の担当分野および歯科麻酔医の役割

第2章 全身管理に必要な生理学
1 循環生理
 1 循環系
 2 心臓
 3 体循環
 4 肺循環
 5 冠循環
 6 脳循環
2 呼吸生理
 1 換気力学(換気メカニクス)
 2 肺気量
 3 肺胞換気
 4 肺胞におけるガス交換
 5 血液による酸素の運搬
 6 二酸化炭素の運搬
 7 呼吸の調節
3 酸塩基平衡
 1 体液
 2 水素イオン濃度
 3 水素イオン濃度の調節
 4 酸塩基平衡異常の原因
4 神経生理(自律神経)
 1 神経系
 2 交感神経と副交感神経
 3 化学伝達
 4 効果器官の反応
 5 自律神経に作用する薬物

第3章 全身管理
1 全身状態評価法
 1 術前診察の方法
 2 バイタルサイン
 3 臨床検査
 4 手術危険度
 5 麻酔時期の決定
2 管理上問題となる疾患
 1 呼吸器系疾患
 2 循環器系疾患
 3 内分泌系疾患
 4 腎疾患
 5 神経・筋疾患
 6 精神疾患
 7 血液疾患
3 モニタリング
 1 呼吸器系モニタ
 2 循環器系モニタ
 3 体温モニタ
 4 筋弛緩モニタ
 5 中枢神経系モニタ

第4章 注射の基本手技
1 注射の基本手技
 1 静脈内注射
 2 皮内注射
 3 皮下注射
 4 筋肉内注射
 5 骨髄内注射

第5章 局所麻酔
1 局所麻酔に必要な解剖
 1 伝達麻酔に必要な解剖
 2 浸潤麻酔に必要な解剖
2 局所麻酔薬
 1 構造と物理化学的性状
 2 局所麻酔薬の作用機序
 3 局所麻酔作用に影響を及ぼす因子
 4 局所麻酔薬の薬物動態
 5 各局所麻酔薬の特徴
 6 歯科で使用される局所麻酔薬
3 血管収縮薬
 1 血管収縮薬含有の目的
 2 血管収縮薬の特徴と薬理作用
 3 使用上の留意点
4 局所麻酔法
 1 局所麻酔に使用する器具
 2 局所麻酔時の消毒・滅菌
 3 表面麻酔法
 4 浸潤麻酔法
 5 伝達麻酔法
5 局所麻酔の合併症
 1 全身的合併症
 2 局所的合併症

第6章 精神鎮静法
1 概念
 1 精神鎮静法の目的
 2 精神鎮静法の適応
 3 精神鎮静法の種類
2 吸入鎮静法
 1 亜酸化窒素吸入鎮静法の特徴
 2 適応となる症例
 3 避けるべき症例
 4 適応とならない症例
 5 亜酸化窒素吸入鎮静法の深度
 6 亜酸化窒素吸入鎮静法に用いられる装置
 7 実施法
3 静脈内鎮静法
 1 適応症
 2 禁忌症
 3 注意を要する場合
 4 使用薬剤
 5 静脈内鎮静法の実施法

第7章 全身麻酔
1 全身麻酔の理論
 1 全身麻酔とは
 2 吸入麻酔薬の吸収と排泄
 3 吸入麻酔薬の力価
 4 麻酔深度の判定法
2 吸入麻酔法
 1 吸入麻酔薬
 2 麻酔器
 3 麻酔用器具
 4 麻酔導入法
 5 気道確保・気管挿管
 6 麻酔維持
 7 麻酔の覚醒
3 静脈麻酔法
 1 静脈麻酔薬
 2 麻薬性鎮痛薬
 3 全静脈麻酔
4 筋弛緩薬
 1 神経筋伝達の機序および筋弛緩薬の作用機序
 2 主な筋弛緩薬とその特徴
 3 筋弛緩モニタリング
 4 筋弛緩の拮抗薬

第8章 周術期管理
1 術前管理
 1 インフォームド・コンセント
 2 経口摂取制限
 3 常用薬の取り扱い
 4 その他
2 術中管理・合併症
 1 呼吸管理
 2 循環管理
 3 体温管理
 4 酸塩基平衡の管理
 5 輸液
 6 輸血
 7 呼吸器系合併症
 8 循環器系合併症
 9 代謝性合併症
 10 悪性高熱症
3 術後管理・合併症
 1 術後管理
 2 術後合併症

第9章 歯科外来の全身麻酔
1 外来全身麻酔の概念
2 障害者の麻酔
3 歯科外来全身麻酔の適応
4 歯科外来全身麻酔として選択すべきでない症例
5 歯科外来全身麻酔の流れ
 1 術前管理
 2 麻酔管理
 3 術後管理

第10章 小児麻酔
1 小児の解剖・生理学的特徴と麻酔との関係
2 小児麻酔の実際
 1 術前評価
 2 経口摂取制限
 3 麻酔前投薬
 4 麻酔の導入
 5 気管挿管
 6 麻酔の維持
 7 麻酔回路
 8 輸液
 9 術中モニタリング
 10 覚醒
 11 術後管理

第11章 高齢者の麻酔管理
1 高齢者の身体の医学的特徴
2 老化による身体的変化
3 高齢者の薬物療法
4 高齢者における局所麻酔法
5 高齢者における精神鎮静法
6 高齢者に対する全身麻酔

第12章 歯科治療時の全身的合併症・偶発症
1 局所麻酔の全身的合併症
2 その他の全身的合併症・偶発性

第13章 救命救急処置
1 救急蘇生法
2 救命の連鎖
3 一次救命処置(BLS)
4 成人における窒息の解除
5 二次救命処置(ALS)
6 Rapid Response System(RRS)
7 小児の救急蘇生法
8 脳死(Brain death)
 1 死の定義の分類
 2 脳死
 3 脳死判定基準
 4 小児に対する脳死判定

第14章 ペインクリニック
1 痛みの定義
2 痛みの神経学的基礎
 1 痛みの伝達
 2 痛みの分類
 3 痛みの制御と下行性疼痛抑制系
3 痛みの評価
 1 一元的評価
 2 多元的評価
 3 QOL 評価法
 4 定量的感覚検査
 5 その他
4 口腔顔面の痛み
 1 歯原性歯痛
 2 非歯原性歯痛
 3 その他の痛み
5 がん性疼痛
6 麻痺性疾患
 1 顔面神経麻痺
 2 三叉神経麻痺

第15章 東洋医学療法 特に口腔顔面痛に対して
1 総論
 1 東洋医学療法の実際
2 各論
 1 口腔顔面痛に対する東洋医学の応用

第16章 救急薬剤のまとめ
1 循環器系に作用する薬剤
 1 昇圧薬
 2 降圧薬
 3 冠血管拡張薬
 4 抗不整脈薬
 5 心不全治療薬
 6 利尿薬
 7 気管支拡張薬
2 その他の薬剤
 1 抗けいれん薬
 2 アレルギー薬
 3 鎮痛薬
 4 その他の救急薬剤

索引
 

運用中のネットショップ

▲ページトップへ戻る

© 2007 Nagasue shoten inc.