書誌情報 |
【著】前田芳信 権田知也 |
ISBN 978-4-8160-1379-9 |
販売価格 8,000円(税込8,800円) |
■A4判 ■オールカラー ■192頁 ■2020年6月 |
一般臨床家に向けた、歯と顎堤の欠損拡大を進めないための補綴治療の考察と提案。 「歯の喪失は加齢現象ではなく、その拡大も防ぐことができる」との姿勢に基づき、パーシャルデンチャーやオーバーデンチャーを利用する際に生じる疑問に対し、著者らの臨床と研究を中心に答える形で構成。 論拠になる文献やその紹介(一部)も掲載し、より多角的かつ深い理解が得られ、患者さんへの説明や治療計画の提示がしやすくなる。 |
目次 第1章 欠損はなぜ補綴する必要があるのか Q 1 : 欠損をどのように捉えるかはそれほど重要なのか? Q 2 : 欠損に対する患者さんの捉え方は? Q 3 : 欠損はなぜ補綴されなければならないのか? Q 4 : 欠損補綴と栄養摂取との関係は? Q 5 : 欠損補綴と全身運動との間に関連はあると言えるのか? 第2章 患者さんにとっての欠損補綴 Q 6 : これから増える部分欠損症例にどう対応するか? Q 7 : 患者さんはどこに注目するのか? Q 8 : 欠損補綴の選択肢を決定するために必要なことは? 第3章 エビデンスにもとづいたパーシャルデンチャーの製作 Q 9 : パーシャルデンチャーの設計に正解はあるのか? Q10: パーシャルデンチャーの治療計画の立案は? Q11: パーシャルデンチャーの設計順序は? Q12: 大連結子(バー、ストラップ)の設計のポイントは? Q13: 維持装置(クラスプ)の選択とデザインはどのようにして行うのか? Q14: 回転軸の考え方は、なぜ必要なのか? Q15: 間接維持装置の設計のポイントは? Q16: パーシャルデンチャー設計のための準備は? Q17: パーシャルデンチャーの最終印象までに何をすべきか? Q18: パーシャルデンチャー、オーバーデンチャーの最終印象はどのようにするべきか? Q19: なぜ最大ではなく、必要最小限の支持を床とレストで確保するのか? Q20: レストシート形成の注意点は? Q21: パーシャルデンチャーにおける人工歯排列は? Q22: 咬合平面の修正は、なぜ必要になるのか? Q23: 高齢者におけるパーシャルデンチャーで配慮すべき点は? Q24: パーシャルデンチャーの支台歯としてのインプラントの役割は? Ex: 設計したパーシャルデンチャーのまとめ 第4章 エビデンスにもとづいたオーバーデンチャーの製作 Q25: オーバーデンチャーの製作順序は? Q26: 支台歯の利用方法とその判断基準は? また、抜歯の基準は? Q27: 根面の処理方法と材料、形態は? Q28: 保存不可能と考え、抜歯を決める前にチェックすることは? Q29: 支台歯を連結する場合に、一次固定、二次固定のどちらが有利か? 第5章 義歯装着後のメインテナンス Q30: 可撤性義歯症例では経過観察は必要か? Q31: 経過観察時に問題を見つけたときは? |