歯科衛生士必須 有病者歯科学

書誌情報

【編】 一般社団法人日本有病者歯科医療学会
【監修】今井 裕
【編集委員】 足立了平 石垣佳希 岩渕博史 金子忠良 酒巻裕之 宮田 勝

ISBN 978-4-8160-1375-1

販売価格 3,200円(税込3,520円)

■B5判 ■オールカラー ■184頁 ■2020年2月
高齢社会の今、国が新たに提案する「地域包括ケアシステム」において、医療を専門とする多職種と連携した新たな歯科医療を見据えた歯科衛生士の必携書!
有病ハイリスク患者へ安全で適切な歯科医療を提供するための必要な知識が満載。
さらに、生活習慣病から周術期等口腔機能管理まで、臨床現場で留意すべき点をわかりやすくピックアップした。
歯科衛生士を目指す学生にも最適な1冊。
目次
第1章 患者の診察
1 バイタルサイン
  1 全身の観察
2 全身の症候
  1 体重の増減
  2 発熱と全身倦怠感
  3 ショック
  4 意識障害・失神疾患
  5 脱水、浮腫
  6 痙攣
  7 めまい
  8 咳、喀痰、喘鳴
  9 チアノーゼ、胸痛、呼吸困難(息切れ)
 10 血圧変動(高血圧、低血圧)
 11 不整脈(期外収縮、徐脈、頻脈)
 12 悪心、嘔吐、下痢
 13 貧血
 14 睡眠障害、頭痛、頭重感
 15 摂食嚥下障害
3 薬物および放射線治療の口腔内併発症
  1 口腔乾燥症
  2 抗腫瘍薬による粘膜炎
  3 放射線治療による粘膜炎
  4 菌交代現象(カンジダ)
  5 抗血栓薬
  6 BP、抗RANKL 抗体製剤

第2章 有病者管理の基本
1 高齢者・妊産婦・障害者・要介護者の治療の基礎
  1 治療環境
  2 患者の体位
  3 チーム医療
2 医療面接
  1 常用薬、アレルギー歴
  2 既往歴
  3 家族歴
  4 患者背景(生活習慣、喫煙歴、社会歴)
  5 診療情報提供書の読み方

第3章 患者管理の各論
1 全身疾患に留意すべき疾患と歯科治療上必要な対応や留意点 66
  1 循環器疾患
  2 脳血管疾患
  3 神経・運動器疾患
  4 呼吸器疾患
  5 代謝性疾患
  6 内分泌疾患
  7 腎・泌尿器・生殖器疾患患者
  8 肝疾患患者
  9 血液・造血器疾患
 10 免疫疾患
 11 精神・心身医学疾患
 12 妊婦・授乳婦
 13 その他特殊な対応が必要な患者(AIDS、臓器移植、GVHD)
2 薬物による有害反応への歯科治療上必要な対応や留意点
  1 口腔乾燥症
  2 抗腫瘍薬による粘膜炎
  3 抗血栓薬
  4 BP、抗RANKL 抗体製剤

第4章 周術期等口腔機能管理
1 がん治療と緩和医療
  1 がん治療患者の口腔管理(周術期等口腔機能管理)
  2 終末期がん患者の口腔管理
  3 緩和ケア

第5章 地域包括ケアシステム、地域共生社会に果たす歯科の役割
1 医療連携とは
2 連携の具体像-病診連携・診診連携
  1 病診連携・診診連携
3 地域包括ケアシステムとは
4 地域連携クリニカルパス
  1 クリニカルパスとは
  2 地域連携クリニカルパス
5 地域共生社会と歯科の役割

索引
 

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