医歯系学生のための物理学入門

書誌情報

【著者】豊田紘一

ISBN 978-4-8160-1306-5

販売価格 3,000円(税込3,300円)

■B5判 ■オールカラー ■120頁 ■2016年6月
高校で学んだ物理学の基礎の上に、医学、歯科医学を学んでいく上で必須となる基礎知識とその応用を、生体系での事例を多く取り上げながら学習し、物理学の有効性を会得しつつ、併せて関連する専門分野の学習の一助となることを目的とした入門書。
形態学と静力学、生理学と流体力学、人体と放射能など、医学・歯科医学と物理学との関連がわかりやすく解説されているため、高校物理未学習の学生、歯科衛生士、歯科技工士学校に通われている方、医歯系大学への受験を考えている方にもおすすめします。
物理から見た身体の仕組みの巧妙さを再確認できる一冊です。

目次

第1 章 序論 
1.1 自然と人間
1.2 単位系
1.3 測定と有効数字
 練習問題
 まとめと確認
 
第2 章 形態学と静力学
2.1 大きさと形(スケーリング則)
2.2 静力学の原理
2.3 骨格と筋肉の仕組み
2.4 爬虫類から哺乳類への下顎の進化(静力学による下顎の形態学的変化)
2.5 撓(たわ)みと構造
2.6 歯を動かす(歯科矯正学と静力学)
 練習問題
 まとめと確認
 
第3 章 落下運動 
3.1 等加速度運動と自由落下(復習)
3.2 空気抵抗がある場合の物体の落下運動
3.3 超遠心分離機の原理
3.4 (付録)空気抵抗を考慮した物体の落下運動の計算
 まとめと確認
 著者からのメッセージ
 
第4 章 生理学と流体力学 
4.1 静止している液体と圧力
4.2 生理学での圧力の測定と取り扱い
4.3 粘性流体の法則とパイプライン構造
4.4 ヒトの血液循環系
4.5 肺胞とラプラスの法則
 練習問題
 まとめと確認
 
第5 章 人体と放射線 
5.1 原子核と放射能の基礎知識
5.2 原子核と原子核反応の表し方
5.3 放射線と人体
5.4 放射線の影響の定量化と使用単位
5.5 除染と低放射線被曝
5.6 遮蔽によるγ線の防御
5.7 この章の終りに
 練習問題
 まとめと確認
 
練習問題の解答
 
参考文献
 
索引

 

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