目次
第１章 はじめての在宅歯科医療
１．在宅歯科医療とは
２．在宅歯科医療の対象者
３．往診と訪問診療
４．在宅歯科医療の構成要素
５．診療方針の決定と共有
６．「食」の困難事例への対応
１）「食」の機能
（１）「食」の単純化
２）Leopoldの５期モデル
（１）先行期 （２）準備期 （３）口腔期 （４）咽頭期 （５）食道期
３）「食」の困難事例
４）市販品の応用
（１）水分補給用製品 （２）エネルギー補給用製品 （３）咀嚼調整食 （４）増粘剤（トロミ剤）
７．介助による口腔のケア
８．訪問によるリハビリテーション
１）歯科衛生士がかかわるリハビリテーション
（１）スクリーニング （２）訓練 （３）代償的介入法
９．人工的水分・栄養補給の問題
10．訪問の心得
11．介護保険の知識
１）介護保険制度制定の経緯（高齢者保健福祉政策の流れ）
２）介護保険の創出
３）介護保険制度の基本的な仕組み
４）介護保険利用の手順
５）介護支援専門員（ケアマネジャー）
（１）資格と業務 （２）歯科衛生士が取得するメリット
第２章 仕事の流れ
１．訪問の依頼を受けたら
２．診療情報の収集
３．診療申込・承諾
４．訪問器材管理
５．衛生管理・感染対策
６．ポータブルユニットの取り扱い
７．歯科衛生士の単独訪問
１）予診（予備診査）
２）ケア・リハビリテーション
（１）在宅の場合 （２）介護施設の場合
３）介護施設での管理の仕事
（１）口腔機能維持管理体制加算 （２）口腔機能維持管理加算
８．実録：ある日の訪問診療
１）前日の準備
（１）診療内容確認 （２）器材確認
２）訪問診療日当日
（１）施設での診療 （２）在宅への訪問診療 （３）医院に帰ってきてから
第３章 歯科訪問診療の実際
１．診療編
１）口腔内診査
２）診療環境の構築
（１）介護施設での診療準備 （２）介護施設での器材準備 （３）訪問用モニタ装置類 （４）訪問先の設備確認 （５）診療姿勢
３）う蝕処置１
４）う蝕処置２
５）根管処置
６）歯周疾患１
７）歯周疾患２
８）抜歯
９）義歯診療
10）その他
２．ケア編
１）口腔衛生
２）口腔機能
３）口腔環境 ― 保湿ケア ―
４）剥離上皮と舌苔
（１）剥離上皮 （２）舌苔
５）義歯問題
（１）清掃・保管 （２）認知症と義歯
６）口腔ケアアセスメント
（１）連携ツールとしての機能 （２）口腔ケアアセスメント票
７）ケアの実際
（１）口腔内診査 （２）ケア前後の比較 （３）急性期病院でのケア （４）介護施設でのケア （５）ディスポーザブルの歯ブラシ
（６）ケアセット （７）歯ブラシの管理
３．リハビリテーション編
１）嚥下障害が疑われた場合
２）嚥下機能のスクリーニング検査
（１）反復唾液嚥下試験（RSST） （２）改訂水飲み試験（MWST）
３）嚥下内視鏡検査
（１）評価できること （２）注意点 （３）検査に用いる食品 （４）検査の準備 （５）検査の施行 （６）嚥下内視鏡検査でわかること
４）嚥下内視鏡のシステムとメインテナンス
（１）内視鏡の選び方 （２）内視鏡のメインテナンス
５）代償的介入法
（１）頸部回旋 （２）食事形態 （３）道具の工夫
６）訓練
（１）間接訓練 （２）直接訓練 （３）リハビリテーション中止基準
７）装具での対応
（１）スワローエイド （２）PAP（Palatal Augmentation Prosthesis） （３）PLP（Palatal Lift Prosthesis）
６）これからの在宅歯科医療を支える哲学 ～ロンリーマウス・シンドローム～
参考文献
本書の制作にご協力いただいたみなさん
おわりに
冊子
歯列模式図／咽頭模式図／摂食機能評価依頼書／嚥下内視鏡検査説明書／嚥下内視鏡検査同意書／嚥下体操／口腔ケアアセスメント票 |
