ヒヤリ・ハット こんなときどうする?3 訪問歯科診療のリスクマネジメント

書誌情報

【執筆・監修】日本訪問歯科協会

ISBN 978-4-8160-1210-5

販売価格 3,500円(税込3,850円)

■B5判 ■2色刷 ■120頁 ■2009年11月
●今後,ますます需要が見込まれる分野である訪問歯科診療。訪問歯科診療では治療時よりも前後のやりとりに多くのヒヤリ・ハットが潜んでいます。本書は実際に体験したヒヤリ・ハット事例を多数紹介しました。
●そんな訪問歯科診療特有のヒヤリ・ハットに対して対処法と予防策を提示しています。
●これから始める方はもとより,すでに始めている方にとっても訪問歯科診療時のヒヤリ・ハットを多く知ることは,臨床の現場で必ず役に立つこと間違いなし。

目次

第I部 電話対応1
 1)高齢者から要領を得ない電話がかかってきた…相手の言っていることが分からない
  コラム(たった一言が人の心を傷つける)
 2)訪問診療対象外の患者さんを受け付けてしまった
 3)デイサービスで治療をして欲しいと往診の依頼があった
 4)「なぜ勝手に治療したのか」と家族からクレームの電話があった
 コラム(外来アポと訪問アポの違い)
 5)ケアマネから「お金を盗まれたと患者さんが言っている」と電話があった
 6)ケアマネから「往診日についてなぜ事前連絡がないのか」とクレームがあった
 7)ショートステイの患者さんへの往診依頼があった
 8)情報提供書を送ったら、「歯科医院がなぜFAX を送ってくるのか分からない」とケアマネから質問があった
 9)歯科衛生士の居宅療養管理指導は具体的に何をしているのか、必要なのかと質問があった
  コラム(介護現場の基礎知識)

第II部 訪問のための移動のときに
 1)訪問診療の可能範囲外だった
 2)訪問したら留守だった
 3)道順が分からず遅刻した
 4)1分遅れたらクレームになった
  コラム(駐禁切符を切られて大赤字に!)
 5)忘れ物をした(治療器具、薬剤)
  コラム(常に備えよ!)

第III部 訪問先で
 1)ヘルパーから「口腔ケアは自分たちがするので必要はない」と言われた
 2)独居の患者さんだった
 3)認知症の患者さんだった
 4)うつ病の患者さんだった
 5)感染症の患者さんだった
 6)なぜ介護保険を使うのか理解してもらえない
 7)一部負担金を支払ってくれない
 8)介護保険を持っていないとウソをつかれた
  コラム(困る前にケアマネに確認しよう)

第IV部 緊急トラブル対応1(治療に入る前に)
 1)車いすの背もたれを急に倒してしまった
 2)ベッドから、いすに移動させるとき怪我をさせた
 3)エンジンを落として、患者さんに怪我をさせた
 4)患者さんが口を開けてくれない
  コラム(訪問治療は機材が命)
 5)指を噛まれた
  コラム(きちんと理解されるインフォームドコンセントを)

第V部 緊急トラブル対応2(直前~治療中に)
 1)コンセントが全て塞がっていて使えない
 2)コンセントを抜くとき壁ごと剥がしてしまった
 3)誤嚥・誤飲トラブル1(リーマーを飲み込ませた)
  コラム(one of them とone of one)
 4)誤嚥・誤飲トラブル2(印象材を飲み込ませかけた)
 5)落下トラブル(リーマー、クラウン、インレーを落とした)
 6)抜歯後、血が止まらない
 7)薬液をこぼしてしまった
 8)粉塵が散らかるとクレームになった
 9)インプラント治療を在宅で依頼された
  コラム(トラブルを起こした後は…)

第VI部 モンスター患者(施設)対応
 1)言葉の暴力を受けた
 2)歯科衛生士がパワハラ・セクハラを受けた
 3)主治医の連絡先が分からない
 4)治療費の支払いを拒否された
  コラム(本当に怖い家庭)

第VII部 訪問歯科の事務が分からない!(事務編)
 1)訪問歯科診療の保険点数について
 2)在宅療養支援歯科診療所の施設基準について
 3)連携保険医療機関について

 

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