ドライアイ&ドライマウス

書誌情報

【監修】斎藤一郎 坪田一男
【編著】中川洋一

ISBN 978-4-8160-1191-7

販売価格 3,800円(税込4,180円)

■B5判 ■オールカラー ■120頁 ■2009年5月
ドライアイとドライマウス、何が共通でどこが異なるのか。
共通する部分と異なる部分を比較しながら明らかにしていきます!

ドライアイは眼科でみてもらえることはすぐにわかりますが、ドライマウスが歯科でみてもらえるという認識は少しずつ浸透してきているという状況です。ドライマウスはシェーグレン症候群のような全身疾患やストレスが原因で起こることが多いので、内科、眼科、精神科などと協力して診察を進める必要があります。その際、症状が主に口に現れるので、歯科医療関係者は他科との連携をマネージメントすることが求められます。

本書は涙と唾液の役割や、発症の原因に共通点の多いドライアイとドライマウスを取り上げ、見開き形式で診察と検査の手順、観察方法のポイント、治療法などについて比較しながらわかりやすく解説しました。理解を深めるための知識書として、患者さんへの治療の説明書として最良の一冊です。

目次

本書は、ドライアイとドライマウスを対照させながら読み進めることができるように、ドライアイを左ページ、ドライマウスを右ページに配置して見開きで構成されています(一部共通する項目もあります)。

I.ドライアイとは? ドライマウスとは?
1.ドライアイの定義・診断基準 -/- 1.ドライマウスの定義・診断基準
2.自覚症状 -/- 2.自覚症状
3.ドライアイを放っておくと? -/- 3.ドライマウスを放っておくと?
 
II.涙は何のためにあるの? 唾液は何のためにあるの?
1.涙の役割 -/- 1.唾液の役割
2.涙の3層構造 -/- 2.唾液の分泌
3.涙液分泌のメカニズム -/- 3.唾液分泌のメカニズム
4.分泌された涙液はどうなる? -/- 4.分泌された唾液はどうなる?
 
III.ドライアイの原因・ドライマウスの原因
1.ドライアイのタイプ -/- 1.ドライマウスのタイプ
2.ドライアイの原因になる疾患 -/- 2.ドライマウスの原因になる疾患
3.ドライアイの原因で多いのは? -/- 3.ドライマウスの原因で多いのは?
 
IV.検査・診断
1.診察と検査の手順 -/- 1.診察と検査の手順
2.細隙灯顕微鏡 -/- 2.目で見た口の観察(視診)
3.シルマーテスト(Schirmer test) -/- 3.唾液分泌検査
4.涙腺生検・口唇生検(アイ・マウス共通) -/- 4.涙腺生検・口唇生検(アイ・マウス共通) 
5.血液検査(アイ・マウス共通) -/- 5.血液検査(アイ・マウス共通)
----------- -/- 6.耳下腺造影
----------- -/- 7.唾液線シンチグラフィー
 
V.治療・対処法
1.ドライアイへの対処のコンセプト -/- 1.ドライマウスへの対処のコンセプト
2.人工涙液-/-2.人工唾液
3.ヒアルロン酸点眼 -/- 3.唾液分泌促進薬
4.血清点眼 -/- 4.自分で行う口腔ケア
5.油性点眼 -/- 5.保湿装置(リザーバー・バイトガード)
6.ドライアイ用眼鏡アダプター -/- 6.口腔粘膜の炎症への対処
7.MGDや眼瞼炎の治療 -/- 7.涙点閉鎖のような治療はドライマウスにあるの?
8.涙点プラグ、涙点閉鎖 -/- ---------
 
付録
 
シェーグレン症候群診断基準
 
耳下腺造影
 
唾液線シンチグラフィー

 

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